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子猫の選び方
子猫選びは、これからネコちゃんと長い間暮らしていく上で、重要なポイントです。
あなたの好みやライフスタイルにあったネコちゃんを選ぶましょう。
★子猫選びの基準★
あなたが猫を飼いたいと思った理由は何ですか?
「まったりと一緒にいたい」、「活発な子と遊びたい」、「長く美しい毛をなでたい」など飼い主が求めるものは様々です。
又、猫の種類によって、性格やタイプが違います。
「毎日、猫の手入れする時間がない」「アパートなので、猫の声や走り回る音が心配」など、家庭の事情も考慮して、猫の種類を選ぶ必要があります。
反対に猫の立場から見た場合、活発な猫ならば、よく遊んでくれる飼い主が理想ですし、長毛種でしたら、手入れをこまめにしてくれることが必要です。
これから10年以上も長いお付き合いになりますので、お互い無理なく、幸せに付きあえるパートナーを吟味することが、飼い主としての自覚と責任の第一歩です。
★子猫選びのステップ★
1、好みのネコちゃんを検討する
事前に猫の種類及び性格、手入れ方法などについて、いろいろ調べよう
・オスとメスどっちを選ぶ?
オス・・・去勢をしていないオスはメスを求めて、脱走しやすく、迷子や交通事故にあるリスクがあります。
マーキングはとても臭い尿をしますので、その掃除が大変です。その為、室内飼いの場合は、去勢をしないと難しいでしょう。
メス・・・避妊していないメスは発情期になるととても大きい声を出します。発情期に脱走してしまうと、妊娠して帰ってくる可能性があります。
自立した性格でベタベタはしてきません。オスよりも神経質なのかストレスを溜め込むことがあります。
避妊をすることによってそのような性格が緩和されることもあります。
2、手入れをする時間を・労力を考えよう
猫と遊ぶ時間やブラッシングの手間など、猫にどれくらい時間を費やせるか考える
・短毛種と長毛種どっちを選ぶ?
短毛種(シャム、アビシニアン、アメリカンショートヘアなど)・・・なめらかな手触りが気持よく、手入れは簡単ですが、毛は抜けやすいです。
その為、洋服や寝具に毛がついたりしますが、ブラッシングや掃除に費やす時間は少なくてすみます。シャンプーやドライも短時間で出来ます。
長毛種(ペルシャ、ラグドール、ヒマラヤンなど)・・・長毛種ならではの存在感、美しさがありますが、抜け毛が多く、こまめにブラッシングしないとすぐに毛玉が出来てしまいます。皮膚の健康管理にも毎日のブラッシングは欠かせません。美しさを保つには手入れに時間がかかります。
手入れを楽しむことが出来る人や時間に余裕がある人向きです。
3、猫の飼育経験があるのか?初めて飼うのか?
初めて猫を飼うのに、難しい猫種ではないか?
自分の飼育経験やこれからの覚悟に見合った猫を選びましょう。
・顔の形による猫のタイプ
丸顔(ペルシャ、チンチラ、エキゾチックショートヘア)・・・鼻ぺちゃの丸顔で、体つきも丸い。まったりした性格の、のんびり屋さんが多い。
他のタイプに比べて、運動欲求や狩猟欲も低いので、大人しく、バタバタ走りまわったりもしません。
あまり鳴かないので、集合住宅に向いています。脱走癖も少ないです。
三角顔(シャム、アビシニアン、オシキャットなど)・・・顔が逆三角形。体つきはスリムなラインで、脚も長く、野性味あふれるタイプです。
3タイプの中で一番活発で、狩猟欲も強いため、脱走もしやすいです。神経質な性格で臆病な場合が多いので、頻繁に来客のある家庭ではストレスを抱えたり、脱走が心配。
四角顔(アメリカンショートヘア、ブリティッシュショートヘア、シャルトリューなど)・・・顔つき、体つきは丸顔と三角顔との中間。体格が大きく、小型犬以上になることもあります。性格は大らかでフレンドリー。来客や子供にもあまり動じません。
その反面、ものおじしない性格が災いし、脱走したら遠出してしまい迷子になることもあります。
4、猫と一緒に暮らすための費用も考えよう
猫を飼うにはお金がかかりますし、手間も必要です。
事前にどれくらいかかかるか調べましょう。
・成猫の月の生活費(例)
プレミアム ドライフード・・・5,500円
手作り食材料・・・2,000円
トイレの砂代・・・500円
毎月の合計・・・8,000円 (年間96,000円)
・年間の医療費
予防ワクチン接種代(年1回)・・・7,000円
ノミ・ダニ予防薬(6ヶ月間)・・・6,500円
年間合計・・・13,500円
年間の娯楽費、消耗品代
・猫草代・・・1,000円
・おもちゃ代・・・3,000円
・おやつ代・・・3,500円
・シャンプー、リンス代・・・4,000円
・消臭・殺菌スプレー代・・・5,000円
・クリーナー代・・・2,000円
年間合計・・・18,500円
・子猫を迎える準備品代
食器代・・・3,000円
トイレ代・・・7,000円
爪とぎ猫ポール代・・・8,000円
ブラシ代・・・2,000円
爪切代・・・2,000円
リード、ハーネス、迷子札代・・・8,000円
キャリーバッグ代・・・10,000円
年間合計・・・40,000円
5、どこで子猫を購入するか決めよう!
ペットショップで購入する?ブリーダーから直接購入する?
『ペットショップで購入する』
<メリット> ・気軽に実物を目で確かめられ、すぐに連れて帰れる手軽さやペット用品をそこで購入出来るのが便利。
・子猫の保証やアフターフォローに期待できる。ほとんどのショップでペット保険に加入できる。
<デメリット> ・幼少期から母猫と離され、ショーケースに1頭ずつ入れられていると 他の猫との接し方がわからない猫になるだけでなく、不特定多数の人に
見られることによって、子猫にストレスがかかってしまう。
・仕入れルートによっては、伝染病にかかる確率が多くなる。
(ペットショップによっては、直接ブリーダーから譲り受けたり、 社会性を勉強させている所もあります)
・ショップのレベルの見極めが必要。飼育環境は衛生的か、店員の知識は豊富か、子猫の健康管理は大丈夫かなど
『ブリーダーから直接購入する』
<メリット> ・母猫を見ることができる
・どんな所で育ったのか環境を確認できる。
・引渡し直前まで母猫や兄妹猫と一緒にいるので、 子猫は社会性を身につけることができる。
・ブリーダーから手入れ方法や専門的なことなどを教えてもらえたり、相談することもできる。
<デメリット> ・ブリーダー宅が遠方の場合、見学に交通費と時間がかかる。
以上の事を考えると、『ブリーダーから直接ご購入すること』をお勧めいたします!
子猫を見学して、信頼できるところから譲ってもらおう!
遠くてブリーダー宅へ出向くことが困難な場合を除いては、見学しましょう!
良く猫を見ることはもちろんの事、下記の点も確認しましょう!
・適正価格か?(安すぎる場合は何かがあると思うべき)
・ブリーダーは猫に愛情を持っているか?
・万一の時の補償は大丈夫か?
・伝染病予防のワクチン、健康診断(身体検査)は済んでいるか?
(1回目のワクチンはブリーダーのところで、接種してもらうと安心です)
・子犬受取り日はいつになるのか?
・血統証明書はついているか?
★子猫の健康★
とにかく、子猫は健康であることが第一です。
では、実際、見学時に子猫のどこをチェックしたらいいのでしょう?
●顔について
・目ヤニや涙が多量に出ていないか?
・鼻水、よだれが出ていないか??
・耳だれが出ていないか?
※分泌物がでる猫は、感染症にかかっている可能性が高い。治療できる病気であればよいが治療を頑張る覚悟が必要。
●おなかについて
・おなかが出すぎていないか?
※おなかと前足後足とのバランスをチェック。前足後足が細いのにお腹が大きいのは寄生虫がいる可能性があり。
●おしり
・肛門がきれいか?
※肛門がキュッとしまっていて、汚れていないか?下痢が続くと粘膜がただれて、赤くなっている事が多いです。
●前足後足
・きちんと歩いたりジャンプできるか?
※栄養状態が悪いと骨の成長が悪く、曲がる事もあります。栄養状態が良くなれば改善出来る場合が多いです。
●体格
・肉がつまっている感じがするか?
※持ち上げた時にフワッと軽い感じではないか。
ずっしりした重量感のある肉付きの子が良いでしょう。
●性格・行動
・人に寄ってくるか?
※神経質すぎて、怖がりな猫は初心者には不向きです。
月齢が浅ければ、飼い主が社会化を学ばせることで、臆病な性格は改善されることが多いです。
★見学する時のお願い★
ブリーダーが大事に大事に育ててきた子猫です。見学時はマナーを守ってください。
●見学時間を守ってください。
同じ日に別の見学のお客様の対応をすることがあります。時間が予定よりも早まる場合、遅れてしまう場合は一度ご連絡をお願いします。
●見学の掛け持ちはご遠慮下さい。
衛生上の理由により、ご見学当日は、見学前にペットショップや他の犬舎へ立ち寄らないで下さい。
●もし、多頭飼いをお考えで先住猫を連れて行き、相性をみたい場合は、見学前に一度ブリーダーにご確認下さい。
お断りする場合もありますが、その時はご了承下さい。子猫のことを考えると成猫との接触は極力避けたいものです。
正直、見学時間だけで、環境が違う所でお見合いをさせても 相性を判断するのは難しいでしょう。
●見学時、子猫を抱っこする場合は、ブリーダーに了解を得てから抱っこしてください。
抱っこの仕方を教えてくれます。
腕を持って抱っこしようとすると危険です。胴を優しく持ちあげて、また子猫は高い所が苦手なので、なるべく座るなどして低い姿勢で抱っこしてあげましょう!
●子猫と接する時は、子猫の目線の高さで接してあげて下さい。
人間の大きな手が子猫の真正面から頭の上に近づいてくると恐いものです。
なるべく、子猫の目線の下側、子猫の横側から手を近づけてあげましょう!
また、サークルに入っている子猫を見る時も、上から覗かれては恐いものです。なるべく腰をおろして見てあげて下さい。
●ご購入意思の無い方の見学はお断りいたします。
時々、動物園やペットショップへ行くような感覚で猫舎を見学される家族連れの方がいらっしゃいます。
子猫を無闇に人に見せることはストレスにもなり、またウイルス感染の確率も高くなります。
写真と詳細をご覧になって、ある程度、希望の種類、色や性別を決めて購入意思が固まってから見学して下さい。
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