子犬 | ブリーダー直販.com
はじめに
●子犬子猫探しの前に
犬や猫などのペットを飼うということは動物の命を預かることです。ペットは物ではありません。命あるものです。飼い主さんはペットが健康で快適に暮らせるように、ペットの命が終わるまで適切に飼わなくてはいけません。また、社会や近隣の方に迷惑を及ぼすことがないようにする責任もあります。
飼育後の事をよく考えずに、子犬子猫を衝動買いするのはやめてください。また、コロナなどのウィルスにより自宅で過ごす時間が多くなったからと言って一時的な理由のタイミングで飼うのも結構ですが、「やっぱり飼えなくなった」と途中で飼育放棄するのは絶対しないでください。
飼い主さんは動物の習性等を正しく理解し、最期まで責任を持って飼うこと(終生飼養)を守ってください。
●2019年6月に動物愛護法が改正されました
飼い主さんに関する主な改正ポイントは以下の通りです。
1、「現物確認・対面の販売の義務化の強化」
犬猫などのペットを購入する際は事前に現物確認(見学)をしなければいけません。さらに今回の改正ではペットショップやブリーダーなどの販売業者の「事業所」で、動物の状態を直現物確認(見学)し、必要な説明を受けなければいけません。
例えば、販売業者が飼い主さんの自宅まで出向いて、飼育説明をして、引き渡しをすることは出来ません。また、ネットで購入して、空港などで代理業者や仲介業者から飼育説明を受けて、引き取るのもダメです。
子犬子猫を購入する際は必ずその動物を自分の目で状態など確認し、販売業者の事業所にて、その動物の性質、病歴、飼い方、不妊去勢に関することや寿命等の説明を受けて、最後まで責任をもって飼えるのならば、その動物を購入するようにしましょう。
2、「幼齢な犬猫の引渡し規制」(2021年6月予定)
今回の改正で犬猫の引渡し時期が8週齢(生後56日目)以降となりました。ブリーダーから子犬子猫を引き取る際は生後8週齢以降にしてください。生後間もないうちに子犬子猫を引き取ると社会性を養っていないので、吠え癖せや噛み癖が強まったり、攻撃的になって、問題行動を起こしたりします。また、健康面でも心配な部分があります。購入前は必ず生年月日を確認して、一定期間、親や兄妹たちと過ごしているか確認しましょう。
●子犬子猫の販売について
動物愛護先進国のイギリスでは生体を販売しているペットショップはありません。
なぜならば、法律で生体の展示販売が禁止されているのです。
ブリーダーのところでも、子犬や子猫は、お客さんが見れない奥の方で飼育され、不特定多数の人の目にさらされるストレスから守られています。
その点、日本をはじめとするアジア諸国は、子犬や子猫を物のように展示し、販売されているのが現状です。
そして、ペットショップのショーケースの可愛い子犬子猫を見て、衝動買いされる方が沢山います。良く考えずに衝動買いをして、将来飼えなくなってしまったという話を聞くと、非常に残念です。お客様に衝動買いをさせて、子犬子猫を可愛そうな目に合わせたくありません。
日本の子犬子猫の販売は、ペットショップ(店頭販売)が主流です。
大手ペットショップで販売されている子犬子猫達は、ほとんどが市場から流れてきていると言われてます。
子犬子猫は市場では物のように競売に掛けられ、買い付けたペットショップでは狭いショーケースに入れられ、展示販売されています。
このような日本の販売流通システムは子犬子猫にとってストレスとなり、悪影響です。子犬子猫の事を一番に考えると、飼い主様がブリーダーから直接迎え入れることが望ましいです。
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