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柴犬のお手入れ

 

★ブラッシング★

柴犬には換毛期があり、春から夏、秋から冬にかけての年2回毛が生え変わります。
柴犬のように硬い毛の下に綿毛が密生して生えている2重毛は毛が沢山抜けますので、ブラッシングは念入りに行いましょう。
浮き出した死毛を取り除かないと、蒸れて皮膚の病気になる場合がありますので、1日1度のブラッシングは必要です。
ブラシはスリッカーブラシか硬めの獣毛ブラシを使用します。
死毛がよく取りたいときはスリッカーブラシを使います。
獣毛ブラシは静電気があまり出ないので、毛つやが良くなります。

★シャンプー

柴犬は日本の風土に適した犬種ですから、シャンプーは2か月に1〜2回の目安で行ってください。
シャンプーのしすぎは皮膚を傷めて、アレルギーの炎症をおこしたり、毛づやが悪くなってしまいますので、注意してください。
子犬には子犬用のものか低刺激性シャンプーを使用してください。
はじめてのシャンプーは混合ワクチンの予防接種を終えて、1週間以上経ってからにしてください。
事前にブラッシングを済ませて、健康状態が良い日を選び、あまりストレスがかからないように短時間で済ませることです。
シャンプーの際のシャワーの水圧とドライヤーの風圧は子犬が怖がらないように低くしてあげると良いでしょう。

★耳掃除

柴犬は立ち耳なので、通気性が良いほうですが、何もしないで放っておくと悪臭や炎症を起こしてしまいます。
月に1度は耳の中を掃除して清潔に保ちましょう。
耳掃除はカンシや綿棒の先にコットンを巻き、イヤーローションをつけて優しく汚れを拭き取ってあげます。
耳の中を強くこすると皮膚を傷つけてしまい炎症を起こしてしまうので、注意してください。

★目のケア

目ヤニが出たら、こまめに拭き取ってあげましょう。
目ヤニを取る際は指で取らず、コットンに水を湿らせて優しく拭き取るにします。
その際に目ヤニの色に異常がないかチェックしてください。
目にゴミやほこりが入ってしまった場合は専用の洗浄剤や生理食塩水で洗浄してげてください。

★爪切り

犬の爪は犬用の爪切り使用します。
輪の中に爪を挟んで切り落とすギロチンタイプのものが使いやすいです。
爪が伸びてしまうと歩行の妨げになりますので、定期的にカットしてあげましょう。
爪は散歩をすることによって多少削れますが、狼爪はカットする必要があります。
犬の爪は神経と血管が通っているので、深爪しないように注意してください。
爪が黒い場合は血管が見えないので、先をカットしたら、神経が見えるところまでヤスリで削ると良いでしょう。
深爪して出血してしまった場合は、止血剤で止めてます。

★歯磨き

歯磨きは週に2、3回ぐらいを目安に行いましょう。
歯磨きをすることにより、虫歯や歯周病を防ぐことが出来ます。
はじめは歯磨きガーゼを使用し、人差し指に巻いて歯をこすって歯垢を落とします。
合わせて、歯茎もマッサージしてあげましょう。
デンタルガムなどを日ごろから噛ませてあげるのも予防策になります。

★肛門のケア

肛門の周りは常に清潔に保つようにして、便が周りの毛に付くようなら、はさみでカットしてあげます。
肛門腺から分泌された悪臭の強い分泌液が肛門嚢にたまりますので、シャンプーの際に絞ってあげましょう。
肛門嚢は肛門の両側にあり、親指と人差し指を肛門嚢に当てて押し上げるように絞ります。

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