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トイプードルについて
★ルーツ★
プードルは古くからヨーロッパ各地にいた水鳥狩猟犬(ウォータードッグ)でした。
15世紀ごろにドイツからフランスに移入され、現在の容姿に改良されたと言われております。
その後、更に小型化され、16世紀にミニチュアプードル、18世紀にトイプードルが誕生しました。
アメリカでは現在、トイプードルよりも小さいティーカッププードルが出来て、日本でも人気となっております。
ちなみに「プードル」はフランス語で、「カニッシュ」と呼ばれており、カモと犬を組み合わせたものです。
又、英語ではドイツ語の「プールデルン」(水を跳ね飛ばす、水の音をたてる)が語源と言われております。
★サイズ★
日本のJKC(ジャパンケンネルクラブ)ではプードルのサイズは体高によって4種に分けられています。
プードルは大きさによって4種に分類されており、一番大きなスタンダード・プードルは体高(地面から肩までの高さ)45〜60cm(+2cmまで許容)、 ミディアム・プードルは体高35〜45cm、ミニチュア・プードルは体高28〜35cm、一番小さなトイ・プードルは体高24cm〜28cm(理想は 25cm、−1cmまで許容)と定められています。
スタンダード・プードル | (体高45〜60cm) ※+2cmまでが許容の範囲 |
ミディアム・プードル | (体高35〜45cm) |
ミニチュア・プードル | (体高28〜38cm) |
トイ・プードル | (体高24〜28cm)※理想は25cmで-1cmまでが許容の範囲 |
ティーカップ・プードルはアメリカのAKCでは種として認められており、体重1.8kg未満と定義されていますが、日本のJKCでは認めておりません。
JKCの血統書では、大きさがティーカップサイズでも血統書はトイプードルで表示されます。
一般的にサイズを体重で分けて、成犬時の体重が2kg未満のプードルが「ティーカップ」、それよりも少し大きいサイズで2kg台が「タイニー」と呼ばれています。
そして、トイプードルの標準体重は3〜4kgぐらいです。ドッグランで遊ばせたり、一緒にアウトドアにするならば、トイサイズがオススメ。
小さい子は可愛くて、街歩きする際にも軽くて便利だが、体が華奢なので、扱いには十分気をつけてください。
★カラー★
プードルのカラーは単色が基本でしたが、最近では、パーティーカラ―(2色)がJKCで認められるようになりました。
レッド、アプリコット、ブラウン、ブラック、ホワイト、ブルー、グレー、クリーム、シルバー、カフェオレ、パーティーカラ―などがあります。
尚、プードルはホワイト以外のカラ―で、年齢とともに退色してしまいます。
特にブラウン、レッドやアプリコット、シルバーなどの中間色が退色が早いです。
犬によって、退色する時期や程度に個体差はありますが、基本的にプードルは自然に退色してしまうと認識しておいてください。
カラーによる特徴
レッド | まだ歴史の浅いカラーだが、テディベアカットが流行り、現在一番人気。 昔はホワイトとブラックがメインでしたが、今はトイプードルイコールレッドになっています。 |
アプリコット | レッドよりも少し淡い色、部分的に毛色の濃淡がある場合もある。レッドと肩をならべる人気色。 |
ブラウン | こげ茶色の上品なカラー。退色が一番早いと言われている。退色するとカフェオレのようになる。 鼻の色は黒でなく、レバー色。 |
シルバー | 生まれたばかりの子犬の頃はブラックと区別がつかないが、1年かけてシルバー色に変わる。 成長とともにお顔、足先から色が薄くなり、成犬時でも毛色に濃淡がある場合もある。 |
ホワイト | プードルのオリジナル色。子犬の頃はクリームがかっている子もいるが、徐々に白くなる。 耳や尻尾をカラーリングして楽しむ事も出来る |
ブラック | プードルのオリジナル色。光沢のないジェットブラックと呼ばれるものや毛先が赤っぽく見える色もある。 飽きのこない上品なカラ―。 |
★トイプードルが人気の理由★
1、おしゃれが楽しめる
どんな洋服でもプードルだったら、着こなすことができるよ。いろいろなカットが出来るのもプードルならでは。
ぬいぐるみのような可愛いテディベアカットが大流行!
2、社交的な性格
明るくて、友好的な性格だから、すぐに誰とでも友達になれる。
人間も他のワンコにもすぐに慣れて、社交的。
3、遊ぶの大好き!
追いかけっこやボール遊びなどをして、体を動かし、遊ぶのが大好き。
アジリティやドッグスポーツにも向いているよ。
運動神経抜群で、ジャンプ力はすごいよ〜
4、賢くてとても頭が良い!
頭が良くて、賢い犬種。もの覚えが早くて、しつけがし易い。
はじめて犬を飼う方にお勧めのプードル。
プードルの先祖はカモなどの水鳥狩猟犬。
今はサーカス犬や警察犬としても活躍しているよ。
★子犬を飼うにあたって知っておくべき事★
子犬を飼うにあたって、家族みんなの心構えが必要です。
家族の同意を得ないで、自分ひとりで決めるのは良くありません。
トイプードルの寿命は10〜15年ぐらいです。
人間と比べるとかなり成長が早く、年をとる早さは人間の4倍と言われております。
ちなみに生後2か月で人間の4歳、1歳半で20歳を迎えます。
1歳までは幼犬期、1歳から6歳ぐらいまでが成犬、7歳以上は老犬期になります。
15年後の自分たちがどうなっているか想像して、最期までちゃんと犬を飼う事ができるか考えるべきです。
犬を飼う事になると、今までの生活がガラリと変わります。
毎日、散歩や食事、ゲージの掃除、ブラッシングなどのお手入れの時間が必要です。又、ドッグサロン、動物病院などにも時間を取られますし、お金もかかります。
そして、長期の旅行も行きづらくなりますので、飼う前にもう一度考えてみてください。
それでは、経済面で毎月どのくらいの費用がかかるか把握しましょう。
●毎月かかるもの (最低限必要費用)
餌・おやつ・・・・・3,000円ぐらい
グルーミング・・・・・8,000円ぐらい
シャンプー、リンス・・・・・約300円ぐらい
トイレシーツ・・・・2000円ぐらい
フィラリア、ノミダニ予防薬・・・・・2,000円ぐらい
———————————
合計 15,000円〜16,000円
●1年間でかかるもの
狂犬病&混合ワクチン・・・・・11,000円ぐらい
洋服(1着)・・・・・1,000円〜3,000円ぐらい
ペット用品・・・・・1,000円〜
去勢又は避妊手術費・・・・・20,000円〜40,000円
医療費・・・・・1,000円〜
ペット保険料(年間)・・・・・20,000円〜40,000円
訓練費(しつけ)・・・・・3,000円〜
※トイプードルを飼うには金銭的な余裕が必要です。
他の犬種と比べて、グルーミング(トリミング)の費用が結構かかりますので、頭に入れておいてください。
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